[gameabout] マビノギ、『最初の取引』順調か?
交易・細工など新しいシステムの追加で自信が見えたが…完成度とユーザーとのコミュニケーション不足
2011年7月26日、マビノギ十五番目ジェネレーション(以下、G15)『最初の取引』がアップデートされた. 今回のアップデートでは、『ヴェニスの商人』をモチーフにした3回目のメインストリーム『シェイクスピア』と『交易』コンテンツ、アイテムに新しい能力を付与することができる『細工』を披露する.
デブキャットスタジオは、7月初旬のインタビューで、「マビノギのターニングポイントになるだろう」と言い、変化を追い求めると明らかにした. 新しい司令塔を迎えたマビノギが見せてくれる新しい挑戦である今回のジェネレーションで新たにお目見えするコンテンツはどのような姿だろうか?
新しい話の舞台、港湾都市ベルバスト

< インプが銀行頭取だって >
G15の舞台である『ベルバスト』は既存の『ウルラ』と『イリア』大陸の間に位置する小さな島だ. 注目すべき点は、過去にモンスターとして登場した魔族の変化だ. 魔族たちは『交易』のための『交易所』を設立したり、さらには銀行を引き受けていたりする.
これと共に5月に追加された港『カブ』で試みた、村活性化の要素を強化する試みは続けていくことも見える. 現実時間の一日ごとに進行することができる一日クエストは四つに増え、個人商店の限度額も2千万ゴールドですべての村の中で一番高い. アルバイトは生活型を中心に構成されていており、ここでのみ得ることができる報酬を支給する.
容易なアクセス、考える種が多い交易
G15で追加された交易は、『差益』を狙うコンテンツだ. つまり、生産や狩りを通じて得た物品を売って収益を出すのではなく、物品を移動する際に生ずる利益だけを得ることができるコンテンツだ. 交易には『ドゥカート』という新しい貨幤を利用し、取引ができないためNPCから基礎金として受け取ったお金を、その他の者に資金を集める、いわゆる『運転周回』は不可能だ.

< どこに売れば良い、売却の評判が出るのか? >
交易の基本は、物品を買い、より高く売ることができる村に行き、販売してそこで発生する利益を得るのだ. この過程でドゥカートのほか、ゲームマネーであるゴールドと経験値を得ることができ、交易を繰り返しながら信用度が増して高価な品物を買い、さらに大きい差益を得る可能性が生ずる.
一人よりは二人、二人よりは三人が有利な交易システムは、最初は歩くより少し遅い速度である包み商人から開始する. 『ペット』などの早く移動することができる手段も使うことができない.

< 非常に巧妙に隠れている略奪者 >
輸送中には、近くに、ユーザーの交易品を狙う『略奪者』が現われる. 略奪者に出会えば輸送品を下ろして戦闘状態に入り、この状態ではダメージ減少ペナルティのため、まともな戦闘が不可能だ. 物品が安価な時には、敵の数が少なく弱いので一人でも解決することができるが、物品が高価になるほど数も多くなり強くなるので、一緒に行動する仲間が必要になる.
物品は時間当りに買うことができる在庫数が決まっており、在庫量に応じて価値が変動するので、一箇所に一物品のみを繰り返して売ると、赤字が出ることもある.
これによりマクロなどを悪用するおそれのある部分を解決しようと努力した跡が見える. 相場の変動は、掲示板を通じてリアルタイムに通知される. やり方が分かれば、初めてマビノギに接したユーザー達も簡単に楽しむことができるコンテンツだ.

< 馬車に乗ればもっと多くの荷物を早く運ぶことができる >
このように集めたドゥカートでは、荷台や馬車のような、より早く大規模な運送手段を求めたり、魔族のアイテムを買うことができる. この中にはファリアスで確率的に得ることができる『イデア』や、特別なエンチャントを得ることができるクエストがある.
しかし、資本金として活用されるドゥカートは交易以外に稼ぐ手段がないため、下手に物品を購入すれば安価な物品から再度始めなければならない痛みを経験することもある. また魔族の売る武器は、ドゥカートのみで修理されるという点も気を付けよう.
キャッシュを使ってする強化、『細工』
細工は『エンチャント』や『改造』のほかにアイテムに追加的なオプションを付けることができるシステムで、ゲームマネーを利用して購入する『細工道具』を使うところから始める. 細工を通じて付与されるオプションは大別してレベルと能力値に分けられる.
能力値は、既存の特定アイテムのいくつかを一緒に装着すれば発動した『毒免疫』、『爆発抵抗』などのセットオプションから始まり、『遠距離武器射程距離増加』,『突進距離増加』のような特殊オプションまである.

さらに、ランクやレベルによって最大オプションが決まる. ランクは3から始まり、最大1ランクまで登場する. ランクが高くなるほど、同じオプションでも最大レベルの上限が高くなり、より強力な装備を作ることができる.
各オプションの強さはレベルで区分され、最小1から最大20レベルに分けられる.
3ランク : 1~5レベル
2ランク : 1~10レベル
1ランク : 1~20レベル
キャッシュアイテムである『高級細工道具』を使ってランクとレベルを再設定することができ、『クレネドの細工道具』を通じて能力値を再設定することができる. しかし、初回の細工時に2ランク以上のオプションがほとんど登場せず、高レベルオプションを得るためには必ず高級細工道具を使わなければならない.
憂慮される新規システム
しかし、ユーザー達は新しいシステムに対して投入初日から各種コミュニティで大きな懸念を示している.
細工の場合、『キャッシュを使わなければならない無作為の能力値付与』という点と、『過度に強力である』という点が問題になる. 細工を通じて、願うオプションをアイテムに付与するためには相当な運が必要だ. 願うオプションが付いても、レベルが低ければ効果をほとんど見られない.
また、この数値が大き過ぎてバランス崩壊と、既存ユーザーの剥奪感を呼び起こすこともできる. 例えば『スマッシュ』スキルの場合、最高レベルである1ランクのダメージ増加は500%だが、細工で『スマッシュスキル強化』20レベルが付いた場合、ここに200%のダメージが追加されて、最終的に1000%になる. クリティカル発動時、ランスチャージダメージが10万に達したりするほどだった.
細工を通じて開発チームはオプションの多様化を追求しようとしたが、やぱりゲーム内で簡単に実装することは難しい. オプションはランダムで最大3個まで付くが、すでに付いたオプションの数を確張するためには、有料アイテム『クレドネの細工道具』が必要だ. 当然のことながら、一度で成功する可能性は希薄だ.
開発チームは、細工システムの利点としてエンチャント以外にも、追加オプション付与を狙って、既存のセットアイテムにとらわれない多様な装備を選択する機会を与えようとしたと見られるが、現在は意図通りに進行されることはなく見える.
また、アップデート情報にもなく20日にテストサーバーパッチを通じて投入された、特定スキルの適用ダメージが数万台に達するバグがあったのもバグの修正、三日目に本サーバーにパッチを進行したという点を見るに、コンテンツに関するユーザーの意見を充分に集約したのかに関しても疑問が残る.

< 鉄鞭はいつも在庫不足 >
交易システムは序盤からきしむ姿を見せた. G15メインストリーム中には、ベルバスト地域の物品を他の所に売って、信用レベルを上げなければならないクエストがあり、これを進行するためにユーザーが殺到して問題が起こった.
在庫はたちまち底をつき、ユーザー達は5分ごとに少量充電される在庫を買うために『購入』ボタンにマウスポインタを置いてクリックするのを繰り返した. アップデート後、一日がたった現在までもこんな現象は続いている.
また、他の乗物を使うことができないようにする設定の過程で一番最後に移動した村に移動する『女神の翼』アイテムに対する対処が充分でなく、序盤からパーティーメンバーの力を借りて移動過程を省き、大きな富を築いたユーザーが登場したりした. リアルタイム相場機能も正常に作動せず、ユーザーがチャンネルを移動や再接続する不便を経験したりした.
多様な試み結実不十分...ユーザーの意見集約を望む
『最初の取引』アップデートでデブキャットは、交易と細工などのコンテンツを取り入れて変化をはかった. しかし、この要素は"ターニングポイント"と称するほど、ゲームに大きな影響を及ぼす部分もそれほどの完成度を持って本サーバーに投入されることができなかった.
交易システムは、皆が進行したいシナリオクエストと連動されたために障壁になってしまったし、『細工』はオプションの追加有料アイテムが必要であるにもかかわらずランダム要素に過度に依存している. 細工システムは公式ホームページで反対デモが起こったりしたくらいだ.
アップデート前のテストサーバーを通じて、もう少しユーザー達の意見を受けた後、投入したのであればこのような部分に対して、少しでも摩擦を減らすことができたのではないだろうか. これまでのアップデートで、『ユーザーとの対話』を実践した開発チームだっただけに、より惜しさが残る.
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デブキャットスタジオは、7月初旬のインタビューで、「マビノギのターニングポイントになるだろう」と言い、変化を追い求めると明らかにした. 新しい司令塔を迎えたマビノギが見せてくれる新しい挑戦である今回のジェネレーションで新たにお目見えするコンテンツはどのような姿だろうか?
新しい話の舞台、港湾都市ベルバスト

< インプが銀行頭取だって >
G15の舞台である『ベルバスト』は既存の『ウルラ』と『イリア』大陸の間に位置する小さな島だ. 注目すべき点は、過去にモンスターとして登場した魔族の変化だ. 魔族たちは『交易』のための『交易所』を設立したり、さらには銀行を引き受けていたりする.
これと共に5月に追加された港『カブ』で試みた、村活性化の要素を強化する試みは続けていくことも見える. 現実時間の一日ごとに進行することができる一日クエストは四つに増え、個人商店の限度額も2千万ゴールドですべての村の中で一番高い. アルバイトは生活型を中心に構成されていており、ここでのみ得ることができる報酬を支給する.
容易なアクセス、考える種が多い交易
G15で追加された交易は、『差益』を狙うコンテンツだ. つまり、生産や狩りを通じて得た物品を売って収益を出すのではなく、物品を移動する際に生ずる利益だけを得ることができるコンテンツだ. 交易には『ドゥカート』という新しい貨幤を利用し、取引ができないためNPCから基礎金として受け取ったお金を、その他の者に資金を集める、いわゆる『運転周回』は不可能だ.

< どこに売れば良い、売却の評判が出るのか? >
交易の基本は、物品を買い、より高く売ることができる村に行き、販売してそこで発生する利益を得るのだ. この過程でドゥカートのほか、ゲームマネーであるゴールドと経験値を得ることができ、交易を繰り返しながら信用度が増して高価な品物を買い、さらに大きい差益を得る可能性が生ずる.
一人よりは二人、二人よりは三人が有利な交易システムは、最初は歩くより少し遅い速度である包み商人から開始する. 『ペット』などの早く移動することができる手段も使うことができない.

< 非常に巧妙に隠れている略奪者 >
輸送中には、近くに、ユーザーの交易品を狙う『略奪者』が現われる. 略奪者に出会えば輸送品を下ろして戦闘状態に入り、この状態ではダメージ減少ペナルティのため、まともな戦闘が不可能だ. 物品が安価な時には、敵の数が少なく弱いので一人でも解決することができるが、物品が高価になるほど数も多くなり強くなるので、一緒に行動する仲間が必要になる.
物品は時間当りに買うことができる在庫数が決まっており、在庫量に応じて価値が変動するので、一箇所に一物品のみを繰り返して売ると、赤字が出ることもある.
これによりマクロなどを悪用するおそれのある部分を解決しようと努力した跡が見える. 相場の変動は、掲示板を通じてリアルタイムに通知される. やり方が分かれば、初めてマビノギに接したユーザー達も簡単に楽しむことができるコンテンツだ.

< 馬車に乗ればもっと多くの荷物を早く運ぶことができる >
このように集めたドゥカートでは、荷台や馬車のような、より早く大規模な運送手段を求めたり、魔族のアイテムを買うことができる. この中にはファリアスで確率的に得ることができる『イデア』や、特別なエンチャントを得ることができるクエストがある.
しかし、資本金として活用されるドゥカートは交易以外に稼ぐ手段がないため、下手に物品を購入すれば安価な物品から再度始めなければならない痛みを経験することもある. また魔族の売る武器は、ドゥカートのみで修理されるという点も気を付けよう.
キャッシュを使ってする強化、『細工』
細工は『エンチャント』や『改造』のほかにアイテムに追加的なオプションを付けることができるシステムで、ゲームマネーを利用して購入する『細工道具』を使うところから始める. 細工を通じて付与されるオプションは大別してレベルと能力値に分けられる.
能力値は、既存の特定アイテムのいくつかを一緒に装着すれば発動した『毒免疫』、『爆発抵抗』などのセットオプションから始まり、『遠距離武器射程距離増加』,『突進距離増加』のような特殊オプションまである.

さらに、ランクやレベルによって最大オプションが決まる. ランクは3から始まり、最大1ランクまで登場する. ランクが高くなるほど、同じオプションでも最大レベルの上限が高くなり、より強力な装備を作ることができる.
各オプションの強さはレベルで区分され、最小1から最大20レベルに分けられる.
3ランク : 1~5レベル
2ランク : 1~10レベル
1ランク : 1~20レベル
キャッシュアイテムである『高級細工道具』を使ってランクとレベルを再設定することができ、『クレネドの細工道具』を通じて能力値を再設定することができる. しかし、初回の細工時に2ランク以上のオプションがほとんど登場せず、高レベルオプションを得るためには必ず高級細工道具を使わなければならない.
憂慮される新規システム
しかし、ユーザー達は新しいシステムに対して投入初日から各種コミュニティで大きな懸念を示している.
細工の場合、『キャッシュを使わなければならない無作為の能力値付与』という点と、『過度に強力である』という点が問題になる. 細工を通じて、願うオプションをアイテムに付与するためには相当な運が必要だ. 願うオプションが付いても、レベルが低ければ効果をほとんど見られない.
また、この数値が大き過ぎてバランス崩壊と、既存ユーザーの剥奪感を呼び起こすこともできる. 例えば『スマッシュ』スキルの場合、最高レベルである1ランクのダメージ増加は500%だが、細工で『スマッシュスキル強化』20レベルが付いた場合、ここに200%のダメージが追加されて、最終的に1000%になる. クリティカル発動時、ランスチャージダメージが10万に達したりするほどだった.
細工を通じて開発チームはオプションの多様化を追求しようとしたが、やぱりゲーム内で簡単に実装することは難しい. オプションはランダムで最大3個まで付くが、すでに付いたオプションの数を確張するためには、有料アイテム『クレドネの細工道具』が必要だ. 当然のことながら、一度で成功する可能性は希薄だ.
開発チームは、細工システムの利点としてエンチャント以外にも、追加オプション付与を狙って、既存のセットアイテムにとらわれない多様な装備を選択する機会を与えようとしたと見られるが、現在は意図通りに進行されることはなく見える.
また、アップデート情報にもなく20日にテストサーバーパッチを通じて投入された、特定スキルの適用ダメージが数万台に達するバグがあったのもバグの修正、三日目に本サーバーにパッチを進行したという点を見るに、コンテンツに関するユーザーの意見を充分に集約したのかに関しても疑問が残る.

< 鉄鞭はいつも在庫不足 >
交易システムは序盤からきしむ姿を見せた. G15メインストリーム中には、ベルバスト地域の物品を他の所に売って、信用レベルを上げなければならないクエストがあり、これを進行するためにユーザーが殺到して問題が起こった.
在庫はたちまち底をつき、ユーザー達は5分ごとに少量充電される在庫を買うために『購入』ボタンにマウスポインタを置いてクリックするのを繰り返した. アップデート後、一日がたった現在までもこんな現象は続いている.
また、他の乗物を使うことができないようにする設定の過程で一番最後に移動した村に移動する『女神の翼』アイテムに対する対処が充分でなく、序盤からパーティーメンバーの力を借りて移動過程を省き、大きな富を築いたユーザーが登場したりした. リアルタイム相場機能も正常に作動せず、ユーザーがチャンネルを移動や再接続する不便を経験したりした.
多様な試み結実不十分...ユーザーの意見集約を望む
『最初の取引』アップデートでデブキャットは、交易と細工などのコンテンツを取り入れて変化をはかった. しかし、この要素は"ターニングポイント"と称するほど、ゲームに大きな影響を及ぼす部分もそれほどの完成度を持って本サーバーに投入されることができなかった.
交易システムは、皆が進行したいシナリオクエストと連動されたために障壁になってしまったし、『細工』はオプションの追加有料アイテムが必要であるにもかかわらずランダム要素に過度に依存している. 細工システムは公式ホームページで反対デモが起こったりしたくらいだ.
アップデート前のテストサーバーを通じて、もう少しユーザー達の意見を受けた後、投入したのであればこのような部分に対して、少しでも摩擦を減らすことができたのではないだろうか. これまでのアップデートで、『ユーザーとの対話』を実践した開発チームだっただけに、より惜しさが残る.
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